a  きのこ発表・勉強会報告  

    開催日時      12月15(日)  

   開催場所    川越西文化会館(メルト)研修室

   参加者     会員 16名 

   世話人     富田稔、藤野英雄、沼田尚文、福島隆一、大久保彦

   撮影      村田紀彦

   報告      藤野英雄   



             後藤さんの発表                 大久保さんの発表

  
          
  
  発表会場の様子                  

  

  発表は以下の順で行われました。

 

素人が行った初めてのキノコ狩り      後藤 大

 今年沼田さんの紹介で入会した横浜市、大津のマンションにお住いのアウトドア大好きの方で、野で見たきのこ、美味しかったきのこ、見たいきのこ、食べてみたいきのこについて以下のキノコについて話されました。

ハタケシメジ、ナラタケ、ナメコ、ツキヨタケ、ムキタケ、マイタケ、ナメコ、ヌメリスギタケ等。

 

2019年に出会ったきのこ           大久保  彦

 アセハリタケ (川越市民の森)

コガネキヌカラカサタケ(友人の温室の鉢の中)

アシナガイタチタケ (自宅にゴミ処理場より戴いた堆肥の中より発生ナヨタケの系統か、少し異なる。少しピンク色になればナヨタケ、毎年発生。

ムササビタケ   7月、上高地のカラマツ林、小谷村の塩の道など。

ムラサキスギタケ 8月、日和田山のウッドチップ上に、ミドリスギタケに似ている種。

キヒダマツシメジ、ダイダイイグチ、キツネハツ  小川町・7

ロウタケ ロウ状、肉質で草などより発生、草の上についている菌根菌かもしれない(福島)

ブドウニガイグチ? 褐色に変化したので、東松山

ヌメリコウジタケ  管孔が鮮黄色、8~9月日和田山に多い。

マツカサモドキ   マツカサキノコモドキは近縁種でない。

キベニテングタケ  八ヶ岳合宿。幼菌の時は黄色いが成菌になると殆どベニテングタケと同じようになり区別が難しい。

キアミアシタマドリタケ?管孔は初め孔口を白い菌糸が覆っているため白く見える。(大舘)

他に、カブラテングタケ、ホウキタケ、シロヌメリイグチ、ドクヤマドリ、クリカワヤシャイグチなど

 

中央公園で一年を通して見たきのこ   岡田 久枝

 キクラゲ、ヒトクチタケ、モリノカレバタケの仲間、テングタケの仲間、ムラサキヤマドリタケ、アワタケ、ヘビキノコかキリンタケかドウシンタケ? 

シロホウライタケ?カミホウライタケ?(青木) チギレハツタケ、イボテングタケ、ハダイロハリホウライタケ? ウグイスハツ(大舘)、ハナオチバタケ、ザラエノハラタケ、ツチカブリ、キツネノカラカサ、ナカグロノモリノカサ、など。

 

今年出会った茸2019         大館 一夫

 主に都内の公園で見たきのこ、私も(藤野)大舘氏と同じなんですが、いくつになっても今まで疑問に思っていた方が突然ある本に出会ったおかげで解ったり、また新しいものを見つけたり、出会う喜びは変わらないですね。

ヒメキシメジ  モリノカレバタケ型で傘の中央が周辺に比べて濃い。襞が割と細かい。

アカチャツエタケ 襞に赤褐色のシミができる。柄の先が細い。赤坂の森にて

ハダイロハリホウライタケ  針状のシスチジアの見られる個体もあるのでこれを以てハダイロホウライタケと同定できない。 赤坂の森

ベニセンコウタケ 草地、芝生に良く見られる。柄が円形で先端部に行くに従い段々と黄色くなる。似た種にベニナギナタケがある。

オトヒメアンズタケ  アンズタケの名を冠しているが杏の香は無い。襞に連絡網が有り、奉仕中に顆粒が見られる。群馬の森の常緑樹下にて

ハイイロカレエダタケ  カレエダタケとホウキタケの仲間の見分け方はホウキタケは根元より分岐しているのに対しカレエダタケの仲間は少ない。いずれにしても見分けは難しい。

アカダマキヌガサタケ  卵が赤っぽく、切ると赤い、スカートの長さ網の形、多角形なのか、円形に近いのか、発生場所がおなじなのか、キヌガサタケとの違いがはっきりしない。今後の検討を要する。

ニセホウライタケ  イネ科の植物に良く発生しているのを見る。

ハイイロオニタケ  あまりお目にかからない。

オオオニテングタケ  森林公園

アカエノベニヒダタケ  ウラベニガサ属、襞が白から淡紅色になり、柄は中空で赤くなる。ベニヒダタケに良く似る。

コゲチャワタカラカサタケ  ワタカラカサタケに似るが胞子の形が面白い。

センボンサイギョウガサ  シロシビンを含有するので、採取はしない。傘表面にクレーター状の皺が有り、襞の縁取りが白く、襞が白いまだら模様。

ヤケアトツムタケ  スギタケ属

キナメツムタケ   赤坂の森

イロガワリチャアセタケ  柄を裂くとやがて肉が赤変するのが特徴。一般にアセタケ属は胞子、シスチジアを見ないと同定はできないが肉眼で同定できる数少ない種。

コブアセタケ   カブラアセタケに似るが胞子に瘤があるのに対し、カブラアセタケは星形。 カサ周辺が裂け易い。

モエギアミアシイグチ  小川元気プラザで時期になると沢山見られる。食すと幻覚症状が出る。

クロホコリタケ   ホコリタケの仲間では割と大型で刺状の外皮で覆われ刺の採れた跡が白く残るのが特徴。

ヒメホコリタケ  胞子に柄がある。 胞子をつくる場所と基部が分かれるが基部が小さいとはっきりする。

 

 

キノコ狩りの安全対策             村田 紀彦

 村田氏が自身の経験を通して話されました。

 蜂   特にスズメバチ

 ダニ  マダニ、ツツガムシ   夏でも藪に入るときは長袖を。

 熊   熊スプレー

 マムシ 尾を地面に叩きつけて、侵入者を威嚇する時は、特に注意。

迷い  あまりキノコに夢中にならない。遭難、死。ガーミン社製のGPS効果あり

 

今年出会ったきのこ              西田 誠之

 アセハリタケ、ニカワラッシタケ、ケモノヒラタケ、キッコウスギタケ、マルミノホウロクタケ、屋久島の奇妙なきのこ、奥秩父の参加報告。

 

最後にまとめと近況報告がありました。             




  

  

                                  もどる